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今日は立春、暦の上では春がはじまりました。この暦というのは明治5年まで
日本で暮らしの中で使われてきた太陽と月のリズムを組み合わせた太陰太陽暦
の事です。季節には太陽暦の1年を4等分した春夏秋冬の他に、24等分した
二十四節季(にじゅうしせっき)、72等分した七十二候(しちじゅうにこう)といった
季節の移り変わりまで細かに感じられるよう取り入れられています。

節季で代表的なのは立春の他に春分、夏至、秋分、冬至、大寒等でニュースで
耳にする事もあると思います。候というのは花や鳥、草木、自然現象といった
季節それぞれの出来事をそのまま名前にしています。
節季はざっくり15日毎、候は72等分なので5日毎に季節が進んで行きます。
これを1年間意識の片隅に置いて暮らしてみる事にしました。

今日は、節季【立春】、候【東風凍を解く】(とうふうこおりをとく)です。
東風は春風のことだそうで寒さ真っただ中の鶴岡では実感として湧かないですが
土の中では蕗の薹が密かに若芽に成長する準備を整えているかもしれませんね。

想の操体