約8割の女性の骨盤が右側に開いているのは何故?という話になりました。

利き手や利き足、地球の自転等頭にぱっと思い浮かんだのですが女性限定
という事もありお産とか婦人科系の検診時に分娩台から起き上がり無意識に
(何の警戒感も無く無意識に)まず右足で着地するのが原因ではないかとなり
ました。

重要な事なのでさらに確認したくなり月1回当院で行っている助産師さん・看護師
さんと一緒に操体法を学ぶ会の参加者の方達に聞いてみたところ、どなたもやは
り右側から立ち上がり左って無いな~と仰います。
最近は出血が少ない人は出産後2時間で病室に戻ると教えてくださいました。

常に右側から降りるという事は右足を台から降ろして立つ以前に寝た状態から
体を起こして台に座らなければいけません。この動作時に(体を右捻じり左倒し)
血圧が2倍になります。看護師さんや家族の介助はあると思いますがこの時に
次自分どんな動作するかなぁという意識を最低もっておかないと無意識のうちに
体が歪み事が想像出来ます。

座った状態から立つと血圧が4倍になると言われています。ここで無防備に立つと
自分の体重と重力を右足で支える事になり右下半身の関節は相当ストレスかかる
と想像出来ます。骨盤底筋群を整えて下さいと出産後のお客様が来院された事が
ありましたが出産直後の意識の持ち方で腰痛や骨盤周りの不定愁訴をだいぶ
予防できるのではないでしょうか。

出産直後は体のいろんな所に痛みがあったりで負担も相当、骨盤は緩んでいる
はずです。精神的にもホルモンバランスが変化して心身共に不安定な状態です。
このような時に何も考えずに普段通りな無防備な体の使い方をしてしまうと、
なんでもない事が体の深い所にダメージとなって蓄積し不快な症状となって
あらわれます。

当院に来院されて操体法や整体で楽になりますが、あたりまえに行動している
社会のルールから整体出来れば予防に繋がって骨盤の開きによる体のトラブル
に悩む人が減ればいいなと思います。

腰痛、骨盤矯正、産後ケア