コロナ後遺症のニュースを見て味覚障害とはどんな感じだろうねと妻とよく話をしていたのですがまさか自分がなろうとは。去年の春から長い付き合いになりました。友人から和食の料理人さんが鼻と舌が利かずお吸い物を作るのに苦労されているという話を教えてくれました。私は口や喉や鼻が痛いとか臭いが解らないという事もないのですが食べたり飲んだりというのは毎日の事なのでなかなかやっかいです。

私の場合の味覚異常は何種類かの傾向があり刺激の強い物ほど強調される感覚があります。割と日常的なのが塩味で大好きな珈琲がソルティコーヒーになり酷いときは水も塩味になりとても悲しい気持ちになります。料理を口に入れた時に「アレ?味が有るような無いような何これ?」となる時も結構あります。なんと表現したらいいのか解らない味、この時は悲しいを通り越して笑うしかないというか。
最悪なのが極稀になる洗剤味。これなると飲食は続けられないですね。食パンでなった時は本当にびっくりしました。

味覚障害になってイカと豆腐が俄然美味しくなりました。症状が酷かった時に妻が豆腐とチーズとトマトのカプレーゼを作ってくれて最高のご馳走でした。口の中が最初から塩味なのであっさりした物が良いのかもしれません。体に優しい料理を提供してくださる所で食事をすると丁寧に作ってくださるお陰なのか味覚障害が薄らいでとても美味しく嬉しい気持ちになります。

数日前の夕食で、妻がそれ大丈夫なの?と聞いた時私は「キムチ」を食べていて、美味しいと無意識に口に出していたのでした。そういえば最近美味しく感じられる食事が増えてきたかも。今気づいたのですが、豆腐、チーズ、キムチってみんな発酵食品ですね。

味覚障害には発酵食品!かもしれません(私の場合)