先日の永福寺での操体健康教室の折、住職から操体法が良いのは解ったけど
「何事も頑張らないで楽な方に動くのが良いというのは」お寺としてどうかな?と
感想をいただきました。
凄く良い所を突いてくると感心したのと同時に
「おー危ない危ない、肝心な事が伝わっていない事にどきりとしました」
「辛い動き痛い動きの反対の気持ち良い動きをする」と病気が治ると説くのが操体法です。
こう書くと、な~んだやっぱりご住職の言った通りじゃないかと思われそうですが
操体法では大自然の原理として人間は誰でも健康で幸福に一生を送れるように設計されていて
自然法則にそむくと心身の姿と動きに歪みが生じバランスが崩れて病気になると教えています。
そして「楽」という字ですが二つの意味があって、
一つは天然法則から外れた自分勝手で自堕落な「楽」、もう一つは自然法則に則った楽、
これを「快」とし言葉の便宜上分けています。
最初のご住職の感想にあてはめると
「心身の姿、快に動くのが良い」です。
そして今生で生活する限り苦痛はつきもの、時々気持ち良くなるよう動けば良いと続きます。
ただ楽なだけじゃダメなんだよ、楽と快の違いをもっと意識して伝えないとだめだよと
今回のご縁から教えていただきました。
ありがとうございます。