一口に腰痛といっても様々なタイプがあります。軽いものから重症化するとギックリ腰や慢性的な腰痛になり、病院に行くと腰痛症、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、他に内臓疾患が原因のガンの脊椎転移、感染症、大動脈瘤、尿路結石、事故が原因の骨折、年齢からくる変形性腰椎症と診断されるようです。

腰痛の原因は多くの場合長時間同じ動作で作業したり無理な姿勢で長い時間働いたりする事が多いようです。
操体法を学び実践する中で解った事は日頃から工夫して腰痛にならない姿勢や体の動き使い方を身につけて、長時間無理な動きをしないように意識すれば重症化しないという事です。(内臓の病気や事故は除く)

当院にいらっしゃるお客様に、「痛くないカッコ悪い姿勢してみてください」「力が抜けてだらしない格好で~」と言うと、何それ?と思う方が多いです。お客様の立場になれば普段痛くて格好の悪い姿勢で歩くのが嫌でなんとかしたくて来院されていたり、学校だったら正しい姿勢を取らないとダメと教えられてきてるので当然の反応なのですが「意識して格好の悪い姿勢になってみる」というのが既に操体法です。楽な格好というのが解らない場合なんとなく落ち着けて痛みが消える姿勢をとるようにします。練習が必要な人もいるでしょうがこういう事が出来るようになると後は体にお任せで痛みも少なくなります。