鶴岡市の操体法の整体院らくしゅみです。
1982年2月号のイサキ8号(臨時増刊)に興味深い記事を見つけました。
※イサキというのは操体法の機関誌です
明治30年生まれ85歳の橋本敬三先生(操体法創始者)が去年あたりからボケを自覚されているという
話なのです。ご自分のボケを観察された先生は「ボケというのは面白いものでパッと空白が出来て
その間の事を忘れてしまう、それから堪え性がなくなって感動する話には涙もろくなる」とあるんです。
その後に不都合な真実というか困った方にも連動して堪え性がなくなってくる話があって
「小便堪えるのも面倒になってくるしね、大便堪えるのも面倒になる」と書いてある。
今の認知症とここでのボケは一緒のものではなくたぶん物忘れ程度だと思うのですが、
明治生まれの軍医さんでも堪え性がなくなってきてしまうのかと思ったのでした。
最近は昭和や平成生まれの人がすぐ切れるというか堪え性がない人達の信じられないような
ニュース(日常茶飯事なってるけど)をよく見ます。
先生を見習って、すぐキレル自分を観察したらこうだったとか、堪え性がなくても認知症予防の
何かに繋がるんじゃないか?とか35年前の2月のイサキを見て思ったのでした。