もう先月になりますが玉川温泉の自炊部に10日間宿泊して湯治してきました。
何人かの方からどこか体の具合が悪いの?とご心配頂きました。玉川温泉は
癌のステージの進んだ方やリウマチ、難病の方が快方に向かう世界の奇跡と
して有名ですが、癌になる手前の細胞のケア予防として、又健康増進に
とても効果があると体感してきました。
自分の中での懸案事項に向き合って整理する為にまとまった時間が必要でした
お蔭様で前を向いて一歩踏み出しています。
玉川温泉の湯治というのはPH1.05という超強酸性の100%のお湯か50%のお湯に浸かる、
呼吸、蒸す、飲泉、天然の放射能浴、天然の岩盤浴、室内岩盤浴と様々な選択肢があって
温泉三昧な1日を送れるのですが温泉を楽しむというよりは修行に近いものでした。
玉川温泉の常連の方から3日一巡りx3セットと教えていただいて、
最初の3日間が準備期間と最初の好転反応、真ん中が好転反応からの回復期、
最後が次の段階への予感と準備期間に起こった症状が現れるといった、
本当に一巡りなのにはびっくりしました。
個人差はありますがお湯に浸かっていると、段々症状が出て来ます。
大概の人は3日目位に湯疲れを起こすようで私もその通りになり2日間ずっと眠かった。
写真は5日目の状態で首回りと鎖骨周辺に赤いブツブツが出ています。
背中の肩甲骨周辺と背骨のTの部分を合わせてお湯から出た時のピリピリとした痛痒さが
相当辛いものがあります。
これに6日目位から浸透浴という寝て入る浴槽でお湯から出ている膝が痙攣したり
針で刺すように痛くなりました。操体法的に痛くない方向を探して体を動かしたり
するのですが歯を食いしばって我慢するほどなのです。膝をお湯に沈めると不思議と
痛さが消えるのですが出た後のピリピリが辛くなるというジレンマ。
脱衣所でたあたりで凄いスッキリして身体軽っかるになるのがさらに不思議です。
玉川温泉の本に末期癌の方が湯治にいらして、脂汗を流しながら針でえぐられるような
痛みを我慢して乗り越えたら快方に向かったという事が書いてありました。
私はそのような状態まで行っていませんが、玉川温泉のお湯が湯治をする期間中に
問題を抱えている部分に浸透して行くのでしょうね。頭で忘れていてもお湯と身体が
しっかり導いてくれる自然のはからいなのでしょうか。
1日お湯に入っているだけですが自炊湯治なのでこれで結構忙しいのです。
食事の30分前の飲泉はかかせない。温泉よりも岩盤浴メインで来ましたのでそちらにも行きたい。
入浴回数を欲張ると身体が持たない。辛い温泉入浴も逃げずに入る事が自分には大切なんだと
いう事も解ってきた。残り時間は減っていく、次の次元に突っ込みたいし帰宅に合わせてセーブもしたい。
大浴場が一番の戦場。どの浴槽に入るか選択から始まり、入ったらどの深さまで入るか、時間との闘い
出たら出たでピリピリ痛痒いまま自然乾燥にするか、弱酸性湯で紛らわせるか、2回目~3回目の入浴
に踏み切るか、水分と塩分補給今を知る事にも注意を向けて、
自分の体調への問いからいつしか心の葛藤へ。
②に続きます。