操体法・共鳴法による全身バランス矯正 確かな技術

らくしゅみブログ一覧

トランスパレント

2018年03月20日 カテゴリー: ブログ

“transparent”(トランスパレント)とは英語やドイツ語で「透明な」という意味で、
半透明のカラーペーパー(トランスパレント・ペーパー)を折り紙のように折り、
同じパターンで折ったものを貼り合わせて星や花を形作る手仕事です。
(フェイスブックページ トランスパレント・ルーム序文より抜粋)

この記事を彩ってくれているというか主役のちぎり絵はトランスパレント・ルーム
として活躍されている五十嵐有紀子さんが作ってくださっています。

 

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旧暦の春は立春~雨水~啓蟄とうつろって明日春分に至ります。
今迄の九つの作品を振り返ります。
(上段が立春、中断が雨水、下段が啓蟄)
(左側が1候、真ん中2候、右側が3候)

旧暦を五感で感じるが!手助けになります。

啓蟄 菜虫蝶と化す

2018年03月17日 カテゴリー: ブログ

冬を過ごしたさなぎが羽化し蝶に生まれ変わる頃という意味の
季【春】 節季【啓蟄】 候【菜虫蝶と化す】(なむしちょうとかす)へ

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数日前は初夏のような暖かさでしたが庄内辺りはまだまだ
やわらかな春の日差しです。

鶴岡に青柳町という町名がありますが関東では今の時期が旬の
青柳(バタ貝)という貝があるようです。お寿司が美味しいらしいのですが
どんな味なのでしょうね。

次の節季はいよいよ【春分】
春の中の準備期間の半分が過ぎて満開を迎えます。
楽しみです。

想の操体

 

啓蟄 桃始めて笑う

2018年03月12日 カテゴリー: ブログ

今は、季【春】 節季【啓蟄】 候【桃始めて笑う】(ももはじめてわらう)です。

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鶴岡は窓越しの日差しは暖かいですが外はまだまだ寒さが残ります。
それでも散歩に出てみようかなと思わせるところが春なのでしょうか。
笑うというのは咲くという意味で、桃の蕾がほころび花が咲き始める頃。

北国の春は桃と桜が一斉に咲いてまさに桃源郷のような美しさです
あとひと月くらいでしょうか。

年中あるのでいつが旬かわからなくなってますがこの時期の旬の食べ物は新たまねぎ。
目にしみる成分を硫化アリルというようで胃の働きをよくするようです。
ターシャテューダーさんの映画で吊るして保存していました。
魔除けとしても使っていたみたいですね。

想の操体

啓蟄 蟄蒸戸を啓く

2018年03月7日 カテゴリー: ブログ

最近は、季【春】 節季【啓蟄】 候【蟄蒸戸を啓く】(すごもりのむしとをひらく)のようです。

冬ごもりしていた虫が姿を現し出す頃で、虫に限らず様々な生きものが目覚め始める意。
それにしても蟄ってすごもりって読むのですね。難しい字ですね。

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数日前雪に埋もれたツツジを救出しました。
完全に枯れたかと思いきや緑の小っちゃい新芽がたくさんついてました。
強いですね~。

この時期の旬の魚は魚辺に春と書く鰆(さわら)。
最近庄内でも漁獲量があるのか脚光を浴びています。
コレステロール値を下げる効果があるようで
癌や動脈硬化の予防にもなるようです。
何と言っても焼物、煮物、吸い物、刺身!美味しいのが一番です。

想の操体

雨水 草木萌え動く

2018年03月1日 カテゴリー: ブログ

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今日辺りから数日間は、
季【春】 節季【雨水】 候【草木萌え動く】(そうもくもえうごく)
しだいにやわらぐ陽光の下、草木が芽吹きだす頃。

冬の頃に蓄えていた生命の息吹が外へ現れはじめる季節だそうです。
立春の頃には活動をはじめているのが自然界の常識で
さすがに鈍感な私でもこの頃には沈丁花の若芽に気づくという
ことでしょうか。

雨水の時期に降る雨を木の芽起こしというようです。
今晩外は大嵐で家が揺れるくらいの強烈な風が吹いています。
ひと雨ごとに春がきて植物には恵みの雨、私には雪解けが進む嬉しい雨、
それにしても最近の天候はやりすぎですね。

雨水 霞始めて靆く

2018年02月24日 カテゴリー: ブログ

今日辺りから数日間は
季【春】 節季【雨水】 候【霞始めて靆く】(かすみはじめてたなびく)

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春霞がたなびき山野の情景に趣が加わる頃だそうで、
青空が見えていたのにいつの間にか雪が降っていたりと
鶴岡も冬の厳しさを残しつつ春の陽気の兆しを感じる頃となりました。

霞と霧って同じなんですね
春は霞、秋は霧、霞はたなびく、霧はたちのぼる
そういえば霞たちのぼるとか霧たなびくとは使いませんね。
夜は朧(おぼろ)と使い分けるという事がこの年になって解りました。

 

雨水 土脈潤い起こる

2018年02月20日 カテゴリー: ブログ

昨日辺りで節季が立春から雨水へ進み
季【春】 節季【雨水】 候【土脈潤い起こる】(どみゃくうるおいおこる)
となりました。

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雨水とは降る雪が雨へと変わり氷が解けだす頃、土脈潤い起こるは大地が
潤い目覚める頃の事で農耕の準備をはじめる目安とされてきたようです。
庄内の農家さんも今年の準備始まっているのでしょうか。

高知県で農業法人を立ち上げて苺を生産している方にお会いしました。
今が出荷の最盛期だそうで春爛漫を思い浮かべていたところ、今年は
見た事もないような大雪で大変ですと身振り手振りで教えてくださいました。

立春で輪廻転生何かが生まれ変わり、雨水で生き物が活動の準備に入ると
考えるとなにやら神秘的ですね。

想の操体

 

立春 魚氷に上がる

2018年02月14日 カテゴリー: ブログ

今日から数日間は、
季【春】 節季【立春】 候【魚氷に上る】(うおごおりにあがる)

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暖かくなって湖の氷が割れ魚が跳ね上がるころだそうで、
庄内では渓流釣りの時期ではないですが、今日は雪から雨に変わり
屋根の雪解けも進み冬の峠を越えたような感じがします。

日々の雪除けで疲労も溜まってきていますが、生理的にみても
寒い時期は血管が縮こまって体もギュっと張りつめています。
夏に向かって段々と緩んでいくのですが不意の怪我を防ぐ為に
ストレッチ等して今より少し緩めてみるのも良さそうです。

スーパーで小松菜をみかけました。他の野菜が高い中今が旬のお手頃価格
鉄、ビタミンC、カルシウムが豊富な青菜です。
骨粗鬆症やイライラ緩和に効果があるようです。

想の操体

立春 黄鶯睍睆く

2018年02月9日 カテゴリー: ブログ

今日から数日間は
季【春】 節季【立春】 候【黄鶯睍睆く】(うぐいすなく)

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前回のブログを書いた翌日の雪は少し湿り気を帯びて重かったので
流石に立春を過ぎると雪質が違うな~などと解った振りをした翌日から
の大雪に朝の雪除けに心折れそうになるこの頃です。

鶯というのは春を告げる鳥だそうで梅に鶯とはよく言ったものですが
辺りを見渡せば雪だらけの景色の中では感覚的におかしくなります。
暦は日本の中心、御所なのかお江戸なのか大体その辺を標準に
しているのがあたりまえだと考えると地域によってかなりのバラツキが
あっても当然なのではないでしょうか。

候を辿っていけば冬は長く春は駆け足で過ぎるのを体感出来ますね。
鶴岡辺りでは鶯が鳴くのはいつ頃になるのでしょうか。
春が待ち遠しいです。

想の操体

立春 東風凍を解く

2018年02月4日 カテゴリー: ブログ

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今日は立春、暦の上では春がはじまりました。この暦というのは明治5年まで
日本で暮らしの中で使われてきた太陽と月のリズムを組み合わせた太陰太陽暦
の事です。季節には太陽暦の1年を4等分した春夏秋冬の他に、24等分した
二十四節季(にじゅうしせっき)、72等分した七十二候(しちじゅうにこう)といった
季節の移り変わりまで細かに感じられるよう取り入れられています。

節季で代表的なのは立春の他に春分、夏至、秋分、冬至、大寒等でニュースで
耳にする事もあると思います。候というのは花や鳥、草木、自然現象といった
季節それぞれの出来事をそのまま名前にしています。
節季はざっくり15日毎、候は72等分なので5日毎に季節が進んで行きます。
これを1年間意識の片隅に置いて暮らしてみる事にしました。

今日は、節季【立春】、候【東風凍を解く】(とうふうこおりをとく)です。
東風は春風のことだそうで寒さ真っただ中の鶴岡では実感として湧かないですが
土の中では蕗の薹が密かに若芽に成長する準備を整えているかもしれませんね。

想の操体

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